2019年度

【コラボ授業】中3公民×数学『映像で登場する数学の先生』

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投稿日2020/1/15

晃華学園では、教科教育の取り組みの一つとして、コラボ授業を行っています。
コラボ授業とは、一つの課題を複数の教科の知識を使って考える授業です。教科の枠を越えて知識を活用することができると気がついた時、「もっと学びたい・考えたい」と、生徒は学習意欲を高めていきます。そして、教員の想定も越え、さまざまな知識を活用しながら、主体的に課題の解決に向かっていきます。このような体験を重ねた生徒たちであれば、将来、大きな問題に直面したとしても、さまざまな知識を用いて、自分と周囲の人々を幸せにできるであろうと、晃華学園は信じています。

今回は、中3公民と数学のコラボ授業について紹介します。


 

晃華学園では、中学3年生の3学期の公民の授業で、経済分野について学習しています。
授業では「需要供給曲線」についても学びます。この「需要供給曲線」の深い理解があれば、具体例で学習していったときに本質がつかめるようになり、経済分野を面白く理解していくことができます。
ところが、この曲線について一歩踏み込んだ深い理解をするためには、高校2年生の数学で学習する微分の知識が必要です。当然、中学3年生の時点で微分を学習している生徒はおらず、公民の教員も数学の専門ではありませんから、微分を1から教えるわけにはいきません。

そこで今回、数学の教員と合同でコラボ授業を行いました。
時間割の関係上、すべての授業に数学科の教員が参加できるわけではありません。そのため、数学の教員による微分の説明を、あらかじめ映像として撮影しておき、その映像を公民の授業で流すという手法をとっています。
これにより、中学3年生のレベルに合わせた適切な説明を、数学の専門家から行うことができます。その上で、公民の教員が『需要供給曲線がなぜ「曲線」なのか?』などといった公民的な内容に関する問いを立て、学びを深めていくことができます。

(映像の様子)

映像では、複数の先生にも生徒役として登場してもらい、質疑応答をしながら授業を進めていきました。
晃華学園では以前からコラボ授業に取り組んできましたが、全教室にプロジェクターがあるからこそ、こうした新しい形でのコラボ授業も実現できるようになってきたともいえます。今後も様々な形でコラボ授業を発展させていきます。

《その他のコラボ授業》

「みんぱっく」を通してムスリムの暮らしを体験する(中1地理×高2世界史B)

『さぴあ』・『読売受験サポート』で取り組み紹介(国際映像コンテスト 公民×英語×情報)

高校1年生 コラボ授業「囚人のジレンマ」(政治経済×数学)

中学1年生 コラボ授業「”人に優しい食事”を考える」その1

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