2019年度

「私は教科のここが好き!」その⑫(中学進路通信)

投稿日2019/12/28

晃華学園では、進路指導の一環として全学年でオリジナルの進路通信を発行しています。

学習に対して前向きに取り組んでもらうため、今年度は中学生の進路通信で『私は教科のここが好き!』というシリーズを企画しました。
これは、教員が自らの担当教科の好きなところを紹介し、学ぶことそのものの楽しさを実体験を交えて紹介することで、楽しんで学習に向かう姿勢の大切さを伝えていこうというコーナーです。

今回は、中学1年生の英語の教諭からの寄稿です。


 

こんにちは。英語を担当している○○○○です。

皆さんは毎日英語を聞いていますか?私は毎日、時間を決めて英語を聞くようにしていて、朝起きてから家を出るまで英語を聞いています。聞く内容は色々ですが、最近はオーディオ・ブックが多いです。小説を聞いていると、物語に引き込まれて英語を聞いていることも忘れてしまいます。あとはインターネットの動画を音声だけ聞くことも多いです。

こう言うと、いかにも「英語が大好きな人」のような感じがするかもしれませんが、実を言うと、私が英語をたくさん聞くようになったのは、それほど昔のことではありません。

私が英語を学び始めたのは中学1年のときですが、当時、生の英語を聞いたことはほとんど記憶にありません。昭和時代の中学生には、それがふつうだったと思います。まだCDなどは出回っておらず、カセットテープがついている教材はありましたが、非常に高価でした。ですから英語は読み書き中心の学習で、ほぼ全く聞き取れず、たしか中学2年で受けさせられた英検3級は不合格でした。

本にCDがつくようになったときは驚きましたが、さらに進んで、インターネットでいくらでも生の英語を聞ける今の時代は、本当に恵まれていると思います。

そんなに英語が得意なわけではなく、外国語でのコミュニケーションには縁がなかったのに、なぜ大学で英語をやろうと思ったのか、今考えると不思議です。もっと別の専攻を選んでいたら、と思わなくもありませんが、たぶんどうにかして苦手科目を克服したかったのでしょう。

高校時代は英語というよりも英語の辞書が好きで、暇があれば辞書を読んでいました。当時はもちろん紙の辞書しかありませんでしたが、毎日何度も引くので、多くの単語はほぼ一発で引き当てられるようになっていました。電子辞書の時代には何の意味もない特技ですが、当時は私なりに、もっと単語をおぼえなければ、とがんばっていたように思います。

大学や大学院ではイギリスやアメリカの辞書をたくさん買い集め、それを使って英語を読むのは楽しかったのですが、今から思えばかなり偏った勉強でした。その後、英語をたくさん聞くようになって、やっといくらか矯正できたように思います。

数年前に英語多読と出会いました。多読は易しい英語をたくさん読む学習法で、英米の子どもと同じように絵本から始め、小学生向けの児童書に進み、やがて大人のペーパバックを読みます。でも、無理にレベルを上げる必要はありません。好きなものを好きなだけ読むことが大事で、ずっと絵本だけ読んでいてもいいのです。

私もレベルを気にせず、絵本を中心に多読を楽しんでいます。以前は難しい本を読むことが大切だ、と思っていましたが、多読を始めて考えが変わりました。やっと自分なりに英語を楽しむことができるようになったと思います。

皆さんの中には今さら絵本なんて、と感じる人もいると思います。でも、絵本に出てくる英語は、実は奥が深くてとても「難しい」のです。そのあたりのことはぜひ、図書情報センターで毎週やっている「英語絵本の会」で語り合いましょう!

これから英語を学ぶ中学1年の皆さんには、毎日英語を聞いて、音から入るバランスの良い学習をしてほしいと思います。自分が楽しんで続けられるやり方で、これからもたくさん英語を吸収してください。

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