2018年度

高校3年生 数学 「ゼミ形式授業」(AL型授業)

この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。
投稿日2018/10/4

高校3年生の数学Ⅲの授業では、現在AL型授業として「ゼミ形式授業」を行っております。
ここではその授業の紹介を、今年度の数学Ⅲの授業の流れも交えつつご紹介致します。

WIN_20180928_11_04_33_Pro

晃華学園の数学Ⅲは、1学期の中ごろには新単元の内容が終わり、1学期の後半からは大学入試に向けた演習を行います。
これまで生徒達は、教師自作のテキストを用いて演習を重ね、表面的な理解ではなく、よくある式変形や公式の意味・背景に注目して学習を進めてきました。

sketch-1538620515854

演習がある程度進んできたところで、思考力・応用力にさらなる磨きをかけるため、今年度は「ゼミ形式授業」を行っております。
これは、生徒が1人1題ずつ問題の解説を担当し、主体的に課題の解決を図っていく、大学のゼミのような形式の授業です。

WIN_20181004_10_20_27_Pro

生徒に配布したレジュメには、
・必要な資料は事前に用意しておくこと
・まずは黒板に何を書くかを考えるとよい
・問題に直接的な関係ないが有益な情報を加えるのもよい
などといった注意事項を載せ、初めてのゼミ形式授業に臨みやすいように配慮しました。

WIN_20180928_11_04_33_Pro

いざ生徒による授業が始まると、生徒の解説は非常によく準備されており、質の高いものでした。
時間配分・黒板の字の大きさといった、プレゼンテーション能力にかかわる部分が秀でている解説もあれば、
解説すべきこととしなくていいことの選別・解法を思いつくための思考の流れの説明などといった、数学的能力が関わる部分が秀でている解説もありました。

必要な資料をあらかじめ用意した生徒も複数おりました。
中には「このプリントは既習範囲で配るほどのものでもないので、スキャンしてプロジェクターで表示したいのですが」という相談をしてくれた生徒もいました。さすがはデジタルネイティブ世代です。WIN_20181004_10_21_42_Pro

WIN_20181004_10_21_21_Pro

20180928121047_001

 

ただ、発表中や発表後に生徒たちの中から新たな疑問や議論がなかなか生まれてこないのが、現在の生徒たちの共通課題です。
また、解説する生徒の課題としては、集中するとついつい聞き手ではなく黒板に向かって話してしまうということがあります。
この授業は10月いっぱい行う予定ですので、これから後半になるにつれて自然と議論があふれる形になるようにしていきたいと考えております。

なお、この授業は10月27日(土)の学校説明会・入試説明会で見学することができます。小学生にとっては難しすぎる内容となっておりますが、高校3年生ののびのびとした雰囲気だけでもご覧になって頂ければ幸いです。多くの方のご来校をお待ちしております。
10月27日(土)学校説明会・入試説明会 申し込みはこちら

【これまでの数学科の取り組み】
高校1年生数学の授業報告
高校1年生  コラボ授業「囚人のジレンマ」(政治経済×数学)

page top