2017年度

マナー講座より

この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。
投稿日2018/2/28

冬季オリンピックが閉幕しました。世界の中で日本人が活躍をするのを見るとやはりうれしいものですね。日ごろあまり知らないスポーツでも、つい応援したくなりました。
しかしその中でふと思いだしたのは、2大会前の冬季五輪のことです。スノーボードの選手が、日本選手団の制服を着崩して空港に表れ、それがニュースとして流れました。ネクタイをゆるめ、ズボンを腰まで下げたその姿は日本中から批判を浴びて、とうとう彼は開会式を欠席せざるを得なくなりました。

制服というものは、所属を表し、一体感や団結といったものにつながります。また服装は、目には見えない人の心を表す印でもあります。

公の場に出るとき、何かに対する意気込みを表す時、服装を整えることでそれにふさわしい心の状態であることを表し、また、逆に服装を整えることによって背筋が伸びて、心もその場にふさわしくなっていくのです。それがわかっているからこそ、服装を整えることが求められるのです。
見た目で判断するな、と思う人がいるかもしれません。でも、社会でかかわるすべての人と分かり合うことはできません。そしてたとえ親しい人であっても、いつでもその人の心がわかるなどということもありません。だからこそわかりやすく、見た目で表すことが社会のマナーとして求められるのです。

さて、あなたはいま朝礼に出ていますね?朝礼は一日の始まりであり、お祈りや聖歌を歌う一つの儀式であり、公の場です。
それにふさわしい心を持っている自分であるということが、ちゃんと服装に表れているでしょうか。

page top