2017年度

高校2年生 地学基礎 授業報告

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投稿日2018/2/20

 

高校2年生では、文系対象の地学基礎で、iPadを使った授業を行っています。IMG_0157

星座の写真を見てどの星座なのかを当てるクイズを行ったり、皆既月食の特集ページを見て、月食を見逃してしまった生徒が赤銅色の月の様子を確認したりしました。IMG_0169

今日は、NASAが提供している太陽観測衛星(SOHO)のホームページを閲覧しながら、最近の黒点の様子はどうか確認しました。また、授業で習った太陽の基本構造(表面温度や直径、組成など)について、英文で書かれた説明を読んで、小テストに答えるといったことも行いました。

理科系の英文は、構造がシンプルで明確なので、専門用語さえ分かれば、理解しやすいものが多いという特徴があります。また、日本語で勉強した内容を英文で読み替えることで、知識が整理されて頭の中に入ってくるという一面もあります。地学基礎の授業では、授業のまとめとして英語で書かれた地学の教科書の文章を用いることもあります。IMG_0166

iPadを用いると、和訳の説明の際、どの段落の説明をしているかを示しながらできるのでわかりやすい/最新の研究データをカラーで見ることができる などといったメリットがあります。
インターネット上には教科書より新鮮な情報が載っており、情報源をきちんと選択すれば、素晴らしい教材になります。また今回の学習は、必要な情報が母国語で書かれているとは限らない、ということの典型的な例となったのではないでしょうか。学問的な学びと同時に、ICTの特性を活かすことで、今まで以上に多面的に物事を捉える力を身につけてもらいたいと願っています。

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