まず晃華学園中学校を代表して、これまでご協力いただいた保護者の皆様に、心からの感謝とお祝いを申し上げたいと思います。本日はお子様のご卒業おめでとうございます。
そして中学校を卒業する皆さん、本当におめでとう。卒業証書には、「中学校の全課程を修了したことを証する」と書いてあります。法律で定められている義務教育を終え、今後は自らの意志と判断および責任において、高等学校の教育を受けることになります。皆さんがこの日を迎えることができたのも、保護者の方々の深い愛情と支援、地域の方々の援助、教職員の熱心な指導の賜物であると思います。
本日での晃華学園中学校におけるすべての学習活動が終わりました。皆さん、この3年間、本当によくがんばりました。私も、皆さんのがんばりのおかげで、充実した時間を過ごすことができました。卒業を前に、皆さん一人一人と面談をしましたが、それぞれ違いはあっても、3年間が充実した日々であったことを感じました。素晴らしい学年、またこの1年は素晴らしい中学最高学年となりました。皆さんは誰もが尊敬できる先輩となりました。
皆さんが学んだのは、これからの人生において必要な基礎的な力と、自ら考え判断し、実行する力、さらには望ましい行動をすることができる心の力でした。その心の力が、これからの生活を支えるでしょう。
今、いろいろな思い出が心をよぎっているかもしれません。中学に入ってすぐのオリエンテーション合宿、思い切り体を動かした体育祭、工夫をこらした文化祭、ドキドキしながら舞台に立った合唱コンクール、楽しかった学習旅行、まだまだあるでしょう。その思い出を大切に、これからの日々を過ごしてください。そして一日一日をしっかり生きましょう。これは神様が切に願っていらっしゃることです。真摯に生きる人の望みを、神様は叶えてくださいます。
「求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる。門をたたきなさい。そうすれば開かれる。誰でも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。」(マタイ6―7)
改めまして、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。卒業生の今後の健やかな成長を念じて、告辞といたします。