天文同好会の校外活動として、山崎直子宇宙飛行士講演会に行ってきました。
講演会では、国際宇宙ステーション(ISS)での生活について、とてもわかりやすくお話をしてくださいました。
地球を離陸してからわずか8分40秒でISSに到着してしまうこと、ロケットの中では3Gの重力がかかるので、自分の上に自分と同じ体重の人が3人のっているような重苦しさであることなど、実際に宇宙に行かれた方ならではのお話に、生徒たちは聞き入っていました。
また、講演会の最後の質疑応答では、生徒も積極的に質問していました。
宇宙飛行士の試験を2度チャレンジし、合格後も厳しい訓練を受けるにあたり、「Trainableかどうか」をいつも試されていたとおっしゃっていました。
初めて経験することは常にたくさんあるのだから、最初から上手くいく必要はないが、Train(訓練)を重ねて上達できること、そして同じ失敗を繰り返さないことが大事だということなのだそうです。
そして、文系理系にかかわらず、若いうちに様々な経験を積んで、五感を通した体験をしておくことが、将来に役立つとのことでした。
山崎直子さんは、ESDオフィシャルサポーターを務めていらしたこともあり、「宇宙には国境はない、地球も一つの宇宙船のようなもの」といった言葉にとても重みがありました。
※ESDとは、持続可能な開発のための教育のことであり、晃華学園中高もユネスコスクールとしてESDに関わっています。
晃華学園天文同好会では、夕方の観測会でISSを肉眼で見たり、写真撮影をしたりしています。今回の講演会を通して、普段見ているISSを、より身近に感じることができました。
みなさんも夕方の空を見上げてISSを探してみてはいかがでしょうか。