明けましておめでとうございます。年が明けると気分が改まりますね。去年の暮れに、しっかり一年の締めくくりができたでしょうか。今年一年も全力で駆け抜けたいものです。
(…中略…)ところで、改まるといえば、私は年末年始に時間があったので、動物を特集したテレビを見ていました。ゴリラやシロクマの赤ちゃんの成長日記のようなものもありますし、野生のライオンの夜の狩りの生態を特殊カメラでとらえたものもありました。
そこでふと思ったのは、人間と動物はいつから親しい関係になったのだろうか、人間が動物を憎むのではなく、いつから驚嘆と共感を抱くようになったのだろうか、ということでした。マンモスを命がけで仕留めたり、逆に人間が動物のエサになっていた時代には、食うか食われるかの緊張がはりつめていたことでしょう。
旧約聖書の創世記に、ノアの方舟の記述があります。
「わたしはあなたと契約を立てる。あなたは妻子や嫁たちとともに方舟に入りなさい。また、すべて命あるもの、すべて肉なるものから、二つずつ方舟に連れて入り、あなたとともに生き延びるようにしなさい。それらは、雄と雌でなければならない。それぞれの鳥、それぞれの家畜、それぞれの地を這うものが、二つずつあなたの所へ来て、生き延びるようにしなさい。更に、食べられる物はすべてあなたのところに集め、あなたと彼らの食糧としなさい。」ノアは、すべて神が命じられたとおりに果たした。
このようにして、人間は動物の保護者として立ちあらわれます。人間の居住空間に常に存在する家畜が発生します。改めて人間と動物との間で親密な関係が成立し始めるのです。
持続可能な地球環境を考える、というテーマを2学期の終業式の後に学びましたね。3学期は生物、人間をテーマに、命について考えてゆきましょう。