この4月から本校に着任して、初めて参加する大規模な学校行事が先日行われた体育祭であった。
私自身、出身校も前任校も共学校であり、女子校の体育祭に参加すること自体が初めての経験であった。
当日は、待ちに待った体育祭ということもあり、生徒は皆、元気に会場の東京体育館に集合。各クラス、指定されたチームカラーを身にまとい、応援旗を振って必死にチームメイトを応援する姿や息の合った応援合戦は圧巻であった。また、新年度開始から40日弱という限られた期間の中で、この日のために準備をし、当日もスムーズな運営のために尽力してくれた実行委員の生徒たちはとても頼もしく見えた。彼女らはこの活動を通じて、リーダーシップとホスピタリティの精神を養うことができたのではないだろうか。
私自身、最も印象的だったのは、日頃は冷静なクラス担任の先生方が、生徒同様、チームカラーを身にまとい、自チームを応援するために大声を張り上げ、腕を振り回して全力で生徒たちを応援している姿であった。そのような姿を見て私は、クラス担任の先生方のことを羨ましく思った。やはり、生徒たちと一体となって行事に参加することができるクラス担任は、教員という仕事の醍醐味を味わえる役回りであり、生徒に最も寄り添える存在であるということを再認識させられた。
当日は、保護者の方々や卒業生の方々も見学される中で、大きなケガ人を出すこともなく、充実した体育祭となった。なによりも、日頃の授業では見ることのできない生徒たちの違った一面を見ることができたことが一番の収穫であった。次年度はクラス担任として参加したいなぁ♪(ハマっ子)