2020年度

中学校修了式

投稿日2021/3/22

穏やかな春の日差しの中、3月19日に晃華学園中学校の修了式が挙行されました。新型コロナの影響で、残念ながら保護者の方々の参列はご遠慮いただく形式となりましたが、教員達に見守られながら、義務教育を無事修了しました。

今年度は休校中のオンラインHRから始まり、分散登校を経て、ようやくクラス全員が顔を合わせたのは6月中旬でした。多くの行事やクラブ活動が中止となり、生徒達は不便や我慢を強いられる一方、何気ない日常の有難さに感謝し、人を思いやる気持ちが深まったと感じます。困難な状況を共に乗り越えた仲間との一体感も、より深まりました。生徒達はこのコロナ禍から、何かを奪われるばかりだけではなく、確実に何かを学びとっていると実感します。中3学年団教員一同、今後もたくましく成長してくれることを祈っています。

 

学校長告辞

「本日は中学三ヵ年の義務教育を終えた証として皆さんに修了証書が授与されました。おめでとうございます。あっという間に過ぎた3年間だった、というのが今の皆さんの実感でしょうか。
今年の1月から2月にかけて皆さんと面接をし、3年間の振り返りと決意表明を読んでもらいました。その決意表明や振り返りを私は後でじっくりと読み、皆さんがこの三年間で目覚ましい成長を遂げたことを読み取りました。皆さんがもう一度思い出して決意を新たにするために、大まかなまとめをお話ししましょう。
皆さんは、学校行事や学年行事、部活などを通して、あるいは授業を通して、協力することや、支えあうことの大切さを学んだり、意見を共有すること、相手の立場に立って考えることの大切さを、あるいは周りの人に感謝することの大切さも学んだりした、と、書いていました。
又、勉強に関しては、高校生になったら勉強の計画を立てて勉強する、復習の時間を今以上に取りたい、自主学習の時間を確保したい、と決意を表明していました。そして、何よりも成長の証を見せてくれたのが、勉強を、将来の夢を叶えるための勉強として捉えていることです。大学入試は、自分がやりたいと思っている将来の夢を叶えるための一つの通過点であって、到達点ではありません。夢を叶えるために勉強をするのだ、という学校の考えを理解しているのをうれしく思いました。将来の夢をすでに見つけている人、あるいはまだこれから探す人がいますが、勉強するのは、勉強のための勉強ではなく、夢を叶えるための門戸を広くするためなのです。
又、勉強に関しては、中3の学年だよりや進路だよりを読みますと、定期試験や、模試を受けた後、出来なかったところをどのようにフォローしたらよいのかを先生たちが懇切丁寧にアドバイスしてくれています。高校生になってもそのアドバイスを生かして勉強に励んでください。勉強においても、部活で技術を磨くことにおいても、毎日の積み重ねが大事であることは皆さん自身が経験の中で知っていますよね。二度のオリンピックで金メダルと銀メダルを獲得したあるアスリートの方は、4300日休まずに練習を続けたそうです。その結果が金メダルと銀メダルです。その方のモットーは「継続は力なり」です。優れたアスリートというと元々才能がある、と思われがちですが、そうではなく、日々鍛錬することにより、結果が付いてくる、とそのアスリートの方は言っていました。ですから、日々の積み重ねを大切にしてください。
その他、高校生活のことについても書いていました。高校生活を豊かなものにしたい。創造性のある生活をしたい、いろいろな取り組みに積極的に参加したり挑戦したりしたい、あるいは、中学3年間の体験を生かし高校生活を悔いのないものにしたい、と。又、先輩としての責任についても書いてくれた人がいます。高校生になったら、部活では今以上に責任を取ることになりますが、そのことが皆さんを成長させる良い機会となります。

このように、皆さんは高校生になることの自覚をしっかり持っています。高校生になったら、勉強や部活を頑張る、という気持ちを持つのは良いことですが、ただ、自分の気持ちに自分でプレッシャーをかけて、自分を追い込むことのないようにしてほしいと思います。私は30代の頃、フランス語の勉強のために修道会から派遣されてフランスに行きました、語学にも、フランスでの生活にもなれるよう、懸命に頑張りました。その結果、五か月目頃とても疲れてしまいました。日本からの姉妹たちの手紙には、励ましの意味で頑張ってね、よく書かれていましたが、その言葉に、非常に腹が立った時期がありました。これ以上何を頑張れというの、と。ですから、頑張りすぎは良くないと思っていますが、だからといって、頑張らなさすぎもよくありません。高校は義務教育ではありませんから、進級するためには、必要な単位を修得し、必要な出席日数を満たさなければなりません。何のために勉強するのかを確認しながら、勉強に、部活に、あるいは様々な活動に、自分にできる範囲をちょっとだけ広げて、たくさん挑戦をしていってください。小さな達成感とそれからくる自信が積み重なると大きな人に成長できます。そのためにエネルギーを注ぎ励みましょう。」

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